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Text File  |  1994-08-08  |  8KB  |  186 lines

  1. このたびは「MacReader plus v.2.5」をお試しいただきましてまことにありがとうございます。本体験版にはマニュアルが付属しておりませんので、本書をお読みいただくか、本書をプリントアウトして操作の参考にしてください。
  2.  
  3.  
  4.                         株式会社メディアドライブ研究所
  5.  
  6. はじめに−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  7.  
  8.  MacReader plus v.2.5は、印刷、プリントアウトされた文書を、スキャナで画像データとして読みとり、文字認識技術によってその画像データを文字コードに変換するための、Macintosh用日本語および英語印刷文書OCR(Optical Character Reader)ソフトウェアです。認識できる文字種は、JIS第一水準の漢字、JIS第二水準の漢字の一部(約200文字)、ひらがな、カタカナ、アルファベットおよび数字など合計で約3500字種となっています。
  9. MacReader plus v.2.5は、書籍、雑誌などの印刷物から再入力して、データベースを作成したり新しい文書を作る場合や、DTPシステムなどの文書入力に使用することができます。
  10.  
  11.  
  12. お使いになる前に−−−−−−−−−−−−−−−−
  13.  
  14. ○動作環境
  15.   推奨機種
  16.     Macintosh SE/30, ClassicII, LCII/III, MacintoshIIシリーズ
  17.     Centrisシリーズ, Quadraシリーズ、 PowerMacintoshシリーズ
  18.     PowerBookシリーズ(PowerBook100を除く)
  19.   システム
  20.     漢字Talk7.1以降
  21.   ハードディスク容量
  22.     インストール時5MB以上
  23.   メモリ
  24.     実装8MB以上
  25.  
  26.   対応スキャナ
  27.     APPLE One/ColorOne Scanner
  28.     CANON IX-3010/4015
  29.     CANON PIXEL
  30.     EPSON GT-6000/6500/8000/9000
  31.     HP ScanJet IIc/IIp/IIcx
  32.     MICROTEK ScanMaker II/IIsp/IIg/600ZS
  33.     SHARP JX-320M/325M
  34.  
  35. ○体験版のインストール
  36.   CD-ROMに収められているプログラムのフォルダーをハードディスクにコピーします
  37.   (MacReader plus v.2.5体験版はCD-ROM上では動作しませんのでご注意ください)。
  38.  
  39.  
  40.  
  41. 基本操作−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
  42.  
  43. 【MacReader plus v.2.5体験版の起動】
  44.     MacReader plus v.2.5体験版のあるフォルダーから、MacReader plus v.2.5体験版アイコンをダブルクリックします。
  45.  
  46.  
  47. 【フォルダーの初期設定】
  48. MacReader plus v.2.5体験版を作動させるために必要な、各フォルダーの初期設定を行います。
  49.  
  50. 1.MacReader plus v.2.5体験版のアイコンをダブルクリックすると、最初の一回だけフォルダーを指定するダイアログボックスが表示されます。
  51.  
  52. 2.はじめに、「文字データフォルダー」を指定します。ボックスの下に表示されている、「選択”文字データフォルダ”」ボタンをクリックします。
  53.  
  54. 3.メッセージにしたがって、各作業用フォルダーを設定します。すべて、ボックスの下に表示される「選択”〜フォルダ”」ボタンをクリックしてください。
  55.  
  56. 以上の操作によって、MacReader plus v.2.5体験版が起動し、画面の右側に「操作パネル」が表示されます。
  57.  
  58.  
  59. 【スキャナーの設定】
  60. MacReader plus v.2.5体験版で動作させるスキャナの設定を行います。スキャナが接続されていない場合は、「PICT」形式のファイルから画像データを読み込みます。
  61.  
  62. 1.画面最上部に表示されているメニューバー、「その他」メニューから「スキャナ設定」を選択します。スキャナ設定を行うダイアログボックスが表示されます。
  63.  
  64. 2.表示されているダイアログボックスから、接続されているスキャナの機種と接続方法を選択して、「設定」ボタンをクリックします。
  65.  SCSI接続を選択した場合はID番号も選択します。
  66.  
  67.  
  68. 【プレスキャン】
  69. 原稿の傾きや、濃度を画面上で確認するためにプレスキャンを行います。
  70.  
  71. 1.スキャナーに電源が入っていることを確認して、文書をスキャナーにセットします。
  72.  
  73. 2.操作パネルから「スキャナー取込」をクリックします。
  74. スキャナー操作パネルが表示されます。
  75.  
  76. 3.スキャナー操作パネルの、「プレスキャン」をクリックします。
  77.  
  78. 以上の操作で、スキャナーに読み込まれた文書が、操作パネルの左部分に表示されます。ここで、画像の傾きなどを確認します。
  79.  
  80.  
  81. 【スキャン】
  82. ここでの操作により、最終的に画像を取り込むことになります。文書読みとりの精度を高めるために種々の設定を行います。
  83.  
  84.  
  85. ●操作パネルでの設定
  86.  
  87. 「モード」
  88. スキャンする原稿を一枚ずつ読み取る(「個別」モード)か、連続して読み取る(「連続」モード)かを設定します。「ADF」モードにすると、スキャナー専用のADF装置を利用することができます。
  89.  
  90. 「DPI」
  91. 文字認識の対象とする文字について、スキャン解像度を300dpiか400dpiに設定します。ご使用のスキャナーの性能に合わせてください。
  92.  
  93. 「濃度」
  94. スキャンする原稿の濃度を設定します。ポインターを合わせて、バーをスクロールさせます。
  95.  
  96. ●スキャン範囲の設定
  97. スキャンする範囲を確定します。余分な部分のスキャンをせずに文字部分だけをスキャンさせるようにします。
  98. マウスポインタをスキャナ操作パネルの左部分に表示された点線の枠に置き、スキャン範囲を移動させます。
  99.  
  100. ・マウスポインタを縦線に合わせてドラッグすると、左右の範囲が指定できます。
  101. ・マウスポインタを横線に合わせてドラッグすると、上下の範囲が指定できます。
  102. ・マウスポインタをコーナーに合わせてドラッグすると、対角方向の範囲が指定できます。
  103.  
  104. ●スキャンを実行する
  105. スキャン範囲を設定後、スキャンを行います。
  106.  
  107. 操作パネルに表示されている、「スキャン」をクリックします。
  108. スキャンが完了すると、画像ウインドウに結果が表示されます。
  109.  
  110.  
  111.  
  112. 【文字認識の条件設定】
  113. 次に、スキャンしたデータを文字テキストとして認識させます。
  114. MacReader plus v.2.5では、認識を行う前に、文字として認識させる範囲を設定します(この範囲枠を「認識枠」と呼びます)。さらに認識枠ごとに文章が日本語か英語か、また文字テキストはどのように表示させるのか等、細かな設定を行います。
  115. MacReader plus v.2.5では、ひとつの画像に対して、最大10個までの認識枠を設定することができます。
  116. ここからの操作は、画像ウインドウ上部に表示されているアイコンを利用します。
  117.  
  118. ●対象字種
  119. 文字認識の対象とする文字について、「日本語」、「英語」の設定をします(「表組」のモードは本体験版ではサポートされていません)。
  120.  
  121. ●認識モード
  122. 「高速」、「高速罫線付」の2つの認識モードから選択します(「ベター」モードは本体験版ではサポートされていません)。
  123.  
  124. ●段組み
  125. 認識する原稿について、「横組」、「縦組」などを設定します。「自動判別」にすると、 MacReader plus v.2.5が自動的に判別します。
  126.  
  127. ●英数出力
  128. 英数字の認識結果を半角で出力するか、全角で出力するかを設定します。
  129.  
  130. ●ベタ出力/毎行改行
  131. 原稿の段落や改行に関わらず、文字認識した結果をベタ出力するか、または毎行末に改行コードを挿入して出力するかを設定します。
  132.  
  133. ●テキストウインドウ
  134. 認識した文章を新しいウインドウに表示するか、既存のウインドウに表示するかを選択します。
  135.  
  136. 以上の操作は、認識枠ごとに設定します。
  137.  
  138.  
  139. 【文字認識】
  140.  
  141. これまでの操作で設定された内容により認識を実行します。
  142.  
  143. 操作パネルをアクティブな状態にして、「認識実行」ボタンをクリックします。画像データから1文字ずつ認識が実行され、文字認識が完了すると、テキストウインドウに結果が表示されます。
  144.  
  145.  
  146. 【PICTファイルからの画像読み込み】
  147. スキャナが接続されていない場合、あるいはMacReader plus v.2.5でサポートされていないスキャナを利用する場合には、以下の操作により画像ファイルを読み込み、認識を実行します。また、スキャナで文書を読み込んでPICTファイル形式で保存する場合は、「白黒2値、300dpiまたは400dpiに設定してください。
  148.  
  149. 1.操作パネルの左上にある、「ファイル取込」をクリックします。
  150.  
  151. 2.ダイアログボックスに表示されるPICTファイルを選択し、ダブルクリックするか、または「開く」をクリックします。
  152. 選択されたPICTファイルが画像ウインドウに表示されます。
  153.  
  154. これ以降の操作は、スキャナで画像を読み取る場合と同じ操作です。
  155.  
  156.  
  157. 【誤認識の訂正】
  158.  
  159. MacReader plus v2.5は認識率の高いOCRソフトですが、原稿の状況やスキャナーの設定など、さまざまな要因により認識率が100%というわけではありません。
  160. ここでは、MacReader plus v2.5で認識した文字を訂正する機能について解説します。
  161.  
  162. ●画像とテキストをリンクする
  163. 認識したテキストの修正を行う前に、テキストとその元になった画像を画面上に並べて表示します。修正作業はこの状態で行います。
  164.  
  165. 1.テキストウインドウの上部に表示されているアイコンのうち、左から3番目のアイコン(書類が2枚表示されている形のアイコン)をクリックします。
  166.  
  167. 2.次にその右側にある虫メガネのアイコンをクリックします。
  168.  
  169. 3.さらに、その右側にあるアイコンをクリックします。
  170.  
  171. 画像とテキストが上下に分かれ、テキストウインドウの文字をクリックすると、画像の該当する部分が表示されます。
  172.  
  173. ●候補文字を表示して、誤り文字を修正する
  174.  MacReader plus v2.5では文字のイメージを元にして文字コードを認識します。その際、文字コードに形が類似した文字を「候補文字」と呼びます。場合によっては、文字認識の過程で決定された文字コードではなく候補文字の中に正しい文字がある可能性があります。従って、文字を訂正するときに、候補文字の中から正しい文字を選択して修正すると、修正時間が大幅に短縮されます。
  175.  
  176. 1.テキストウインドウの誤認識した文字にマウスポインタを合わせ、コマンドキーを押しながら、マウスをクリックします。
  177. 文字の右側に候補文字が表示されます。
  178.  
  179. 2.候補文字の中から、該当する文字をマウスでクリックして選択します。
  180.  
  181.  
  182. 候補文字の中に正しい文字がない場合は、キーボードから直接文字を修正します。
  183.  
  184.  
  185.  
  186.